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1995年より国立天文台三鷹キャンパス内に基線長300mの干渉計型重力波アンテナTAMA300を建設し、検出器の高感度化と観測技術の開発を行っています。現在この研究は科研費・基盤研究(A)「次世代干渉計技術によるTAMA300重力波検出器の高感度化」(平成20〜22年度)によって推進されています。
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本計画の目的は将来のkmスケールの干渉計に必要な技術の開発と、我々の局所銀河群で運良く起こるイベントからの重力波を検出することです。
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TAMA300の現在の感度は1kHzでおよそh = 10-21 [1/Hz1/2]です。これは銀河系内で発生した連星中性子星からの重力波を捕らえることができる感度です。しかし銀河系内でこのようなイベントが発生する確率は数10万年に1回と考えられています。年に数回の重力波イベントを捕らえるためには感度を2桁向上させるKAGRA(LCGT)が必要です。
⇒かぐら(KAGRA)計画の解説 |
TAMAではファブリー・ペロー型のマイケルソン干渉計を採用しており、リサイクリングという技術も用いられています。また次世代技術であるRSEの導入を開始しました。
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真空系 / 光学系
/ 防振系 |