[5] "Action and Energy" James W. York
アインシュタイン方程式の初期値問題と拘束条件に関する議論で、メトリックにconfromal変換をして、議論していたがやはり詳細は不明。
[6] "Thermal decay of the cosmological constant into black holes"
Claudio Teiteboim
宇宙項の大きさは、現在の観測で完全に0ではなく、わずかに正であるとされているが、なぜ、なぜ小さいのかを説明する理論として、真空のエネルギーがブラックホールになる過程が考えられていて、そのとき、量子力学的なトンネル効果で起きる(インスタントン効果)が提案されていたが、熱力学的な揺動によるthermalon効果を考えたということらしい。
[1] "The Brazilian Sphere Detector: Status report" O. Aguiar
アマルディで同じ話をしたといっていた。Mario Schenbergという球形検出器の現状報告であった。ほとんど写真を見せただけ。希釈冷凍機はまだ取り付けられてない。2モードトランスデューサー(CuAl 6%)で、m1=53g、m2=10mg、10GHzのマイクロ波パラメトリックトランスデューサーを6個使って検出するという話。最終段の質量はニオブ製で、オーストラリアのグループから技術提供をうけてやっている。発振器はSQLに近いものが完成している。最初の講演が座長という変な形でスタートした。
[3] "UPGRADING the ALLEGRO detector", W. Johnson
ALLEGRO検出器で、バーストサーチをIGEC、LIGO、ストカスティックをLIGOのリビングストンと行っている。とくに、LLOとの共同観測のため、ALLEGROは回転できるようになっており、LLOの腕の向きにあわせて相関の出る向きと出ない向きでの差を探すようになっている。
[4] "Exploer and Natilus: Present status," A. Rocchi
ExploerとNautilsの現状についての報告。Exploerは2.5Kで運転している。80%のデータの平均の感度は4.4x10^(-19)。新しいトランスデューサーと新しいトランス、SQUIDによって、1x10^(19)まで可能だろう。Nautilsは現在3.5Kで運転中、80%のデータの平均で6x10^(-19)。これを150mKまで下げると6x10^(-22)になるだろう。
[5] "The second run of AURIGA and dual Detector of Gravitational wave"
A. Ortoran
AURIGAの現状の説明。2003年末、新しくした検出器が運転される。本体とメインのクライオスタット以外はほとんど新しくした。トランスデューサーは、2モードで1つが力学系、もう一つは電気系。Qe=0.4x10^(6)、QM=1.1x10^6。DAQも新しいものにした。VIRGO/LIGOのフレームフォーマットを採用。1.5Kで10^(-21)、最終的には10^(-22)に近いものを実現する。
[7] "Distribution of the Energy of Cosmic Ray Partocle in the model
of a Spherical Garvitational Wave Antenna" R. Marinho
宇宙線の影響を調べる話。やはりよくわからなかった。
Mario schenbergに宇宙線が突っ込んできたら、共振器の各モードがどう応答するかを、シミュレーションを用いて研究。まずはPoint的にEnergy
Depositionが起こる場合について結果を示し、よりrealisticなケースとしてline
depositionした場合について結果を示していた。まだ、研究の初期段階であるとはしながら、1st
monopole mode, 1st/2nd dipole modeを(も)観測することで、vetoに使えるだろう、という結論であった。
[8] "Can Balck hole Macho Binaries be Detectoed by the Brazilian Spherical
Antenna?" J. C. de Araujo
球形アンテナで、Black hole MACHOが見えるという話。座長がタイトルを呼んだ時に、Yesと言って話し始めた。Dark
Matterの一つとして中村さんの論文を引用して、議論していた。0.5M_solarくらいの質量なら、3kHz付近でちょうど衝突するから検出できるという話。
残りの講演(Superconductor Reentrant Cavities for The Parametric Transducers of the
Brailin Mario Schenberg Gravitational Wave DetectorとThe Vibration Isolation
Design for the Transducers Cabling)は、座長(Odilyo Aguiar)が一人で全部、話した。マイクロ波のリエントラント共振器の特性評価の話では、プローブの位置で周波数とQが変わるという話。防振系とケーブルの話はある形状でちょうど球形アンテナの共振周波数のところに全く機械共振がなくなるという話。最後の話(Mario Schenbergのトランスデューサーの開発)は、完全にスキップされた。
銀河による重力レンズ効果を利用したframe draggingによるtime-delay検出可能性の話もあった。ある星からの光が重力レンズにより回転している銀河の左右を通ってくる場合、frame
draggingにより両者に時間差が生じるというもの。現在観測されている重力レンズ天体間のtime
delay(もちろん光源は同一)は10days+-0.4days (Biggs, A.D., Browne, I.W.A.,
Helbig, P., Koopmans, L.V.E., Wilkinson, P.N., Perley, R.A., Time delay for the gravitational lens system B0218+357, 1999, MNRAS, 304, 349)だそうで、これは帰ってきてから調べたが、この精度であればdT(frame
dragging)=0.9daysを観測できるかもしれない、ということだった。(その他のtime
delay要因からの分離方法については不明)
[2] "Gravity Probe B: Ready to GO" Mac Keiser
GPBの話で、ジャイロと望遠鏡を積んだ衛星で、Geodesic DeviationとLTの両方の効果を測定する。衛星は極軌道にのり、超伝導ジャイロの向きがどのように変わるか。GDでは極方向に6.6秒/年、LTでは赤道方向に0.042秒/年の角度ずれが見える。この角度は、HIR8703という星を基準に測る。地球の重力場との相互作用を抑えるため、ジャイロは完全な球体でなければならず、アイデアの提案は1960年ころからであるが、現在まで技術開発が行われていた。
[3] "Gravitational Wave Detection: a survey of the worldwide program"
David Blair
重力波検出器のレビュー。ブラジルの交通標識を最初に持ち出し、加速度運動する質量は重力波を出すという話を始めた。それから、初日のプレナリーの話を引用して(Music
of sphere)、ご当地の球形の検出器の話と非常に上手に話が進んでいる。各周波数帯でどのような源と検出法があるかを紹介。現状では、TAMAは感度の話、LIGOは4桁上がったが、非定常雑音が多い、GEOはシグナルリサイクリングがうまくいかない。しかし、熱変形を利用した実験がうまくいった。共振型では、5つの検出器のIGECでh<10^(-18)、LIGOはS1で10^(-17)なので、まだ、バーストに対しては優位である。バイナリ―に関しては、S1では数10kpcだった感度がS2では1Mpcになった。しかし、200Mpcまでまだまだ。問題点としては、コーティングのロス、サファイアの熱レンズ、非定常性の雑音、共振型はSQLから程遠い。いい話は、LIGOは2年で4桁感度が上がった、球形検出器が動き始めたとか、10年のうちにはLISAがあがるとか。LCGTの話もあって開発がはじまったということ(しかし多くの困難があるだろうという注釈付)。とにかく、話が上手で、プレナリーの後半の非常にいい、イントロになった。
[4] "The LIGO gravitational wave observation: Recent results and future
plans" Harry Greg
LIGOの現状について。S2では、3x10^(-22)/√Hz@300Hzの感度。リビングストンは振動の影響が大きいので、Pre-isolatorを入れる予定。
Inspiralの結果について、LIGOのTalkで「the best upper limit ever published」(LIGOの論文はまだpublishされていないのに!)といっていたので、「DT6の結果もDT8の結果もLIGO
S1の結果よりも良い値である、ただしS2の結果には抜かれるであろう」と述べておいた。質問はなかった。
[6] "Search for coincidence with the gravitational wave detectors
Exploer and Nautilus" Guido Pizzella
ローマグループのコインシデンスサーチの発表。1998年から2001年の結果。Romaのグループは1970年にAmaldiがCerdonio,
Pizzela, Ruffini達と立ち上げ、現在、Exploer@CERN、Nautilus@Frascattiが運転している。バースト波を対象に実験している。Exploerは変調重力場で校正し、Natilusは宇宙線の熱弾性効果によるモデルで校正がうまくいっている。
7月24日午前: プレナリー [1] "Bolometric measurementx of the CMB and thier impact on Cosmology"
De Bernardis Paolo
CMBの測定に関する報告で、温度の揺らぎをボロメーターで測定する。COBEが、1992年に出した結果では、1/10000の精度があった。偏光の測定を行うことで、さらに詳しい情報が得られる。南極では、BOOMERandGを用いて、高い分解能で観測が行われた。また、その結果と衛星のWMAPの結果を比較すると、その揺らぎは、非常によく一致した。2005年には、Planck衛星が打ち上げられる予定である。
[2]と[3]は理論の話でスキップ
[4] "Results from BeppoSax and XMM with special attention to GBR980425"
Elena Pian
1998年のGRBで、GRB980425は、14MPc(Z=0.0085)で、極めて近い所で起きたが、SN1998bwという超新星と極めて近いところにあった。GRBをいろいろな波長で観測するとこの2つの関係がわかる。最近では、GRB030329とSN2003dhが起きた。それで、もう一度98年のイベントに関して、以前のBeppoSaxのデータ、新しいXMM-Newtonのデータを調べた。
[5] "The GRB-SN connection and the EMBH model" Remo Ruffini
GRBとSNが近接して起きる場合のモデルに関する理論。GRB030329 (Z=0.168)やGRB980425のモデルについて、GRBはスペクトルを見ると球対称な崩壊を考える必要がある。そこで、Dyadospherが形成され、球対称のまたBHになる。このとき、隣接した点では、SNが起きているというモデル。これで、BN-NSのバイナリーができる。どのくらいできるかは不明。この場合のGRBでは重力波はでない。ただ、バイナリができるので、待っていればそのうち合体するという話もあった。これは、限られたGRB/SNのモデルであることをしきりに強調していた。ほとんど時間無制限の講演だった。主催者の特権か。
7月24日午後: GW3(データ解析のセッション)
プログラムがかなりめちゃくちゃ。
[1] "GW data analysis from Earth to space" Michele Valliseneri
LISAのデータ解析に関して、いろいろなターゲットにをあげてその手法をLIGOとの比較検討で紹介したが、あまり中身がない話だった。"Challenging"が連発されていた。
[2] "GW data alnalysis in the Low -Frequency Band" Massimo Tinto
LISAの感度は、低周波数側がLISA自身の感度ではなく、訳の分からない重力波(主に銀河内の白色矮星の連星)の影響で決まっている。そのカットオフは3x10^(-2)
Hz程度と推定されるがLISAの軌道による変調効果を考慮して計算すると、カットオフがもう少し低い周波数になる。これらは、最尤法にもとづく数値シミュレーションで行っていて、シグナルの分離に必要なパラメータの推定もできることが示された。
[3] "Can a Background of GW constarin the star formation history of
the universe ?"
本来の講演者(Oswaldo Duarte Miranda)がきてないので、Aguiarが代わりに話した。星ができる時に出る重力波のストカスティックバックグランドをLIGOで検出すると、直接、SFRが推定できるという話。レッドシフトが異なるところは周波数が異なるので、zの関数としてSF密度が求められるということらしい。OHPが読めないのと、LIGO I,
II, IIIというのがあって、そんなものはないという話になり、雑談モードになってしまった。
Star Formationの際に重力波が出る、という点が理解できなかった時点で脱落。LIGO
IIIはまだないというのは多くの人が知っている話なので、放っておけばよいのに突っ込んでいた。
St. John Fisher College (USA)の人。Rigidなプラットホーム上にBSと鏡を配置し、片腕からの反射ともう片腕からの反射の間の時間差を測定すれば、重力波が測定できる??Free
Massでも検出できるが、Rigidなプラットホームにすべてをのせることで装置を簡略化できるということである。今までは見落としていた項を考慮することで「剛体に固定された鏡の間に光を飛ばすと、重力波到達時に検出可能な差異が戻ってきた光に生じる」というのが彼の主張の根幹であり、これが正しいかどうか(どこが間違っているか)は彼の使用している数式にまで下っていかないと判断できないだろう。
gr-qc/0209015。「トンデモ」な話という印象ではなかった。
[5] "ACIGA" David Blair
明日の講演のはずが、どうも彼はいなくなるので今日に回ったらしい。とにかく、いい加減。そのため、このセッションの座長をやるはずが、泳いでいて遅れた。発表はAmaldiと全く同じパワーポイントファイル(表題もAmaldi5になっていた。せめて、そこくらい直せばいいのに)。いきなり、ACIGAはなんと読むのかという話で盛り上がってしまった。Ipanemaの海岸で泳いできたというのを受け、W. Johnsonによる「ACIGAにはRが足りない。ACIGAR(ACI
girl)だ」というアメリカンおやじギャグに苦笑。
Sapphire testmass suspended by Nb flexture。サファイアミラーの側面に逆楔形のgrooveを彫り、そこにNb
flextureをはめ込んで吊る。その状態でQ-10^7
[6] "Gravity Gradient in LIGO"はキャンセルになった?結果として翌日に移った。プログラムの混乱で本人はこの日にTalkがあるとは思っていなかったのだろう。
[7] "Response of the Brazilian Gravitational Wave Detector to signal
from a BH ringdown" C. Angusto Costa
まったくプログラムに無い講演だった。球形検出器の5つのモードを利用してBHができるときのリングダウンを捕まえるという話で、かなり高速で回転しているものであれば18kpcの距離のイベントを捕まえられる。解析のやり方にコメントがついていたが、モードの重ね合わせをやっているだけのように思えた。
7月25日午前: プレナリー [1] "Cluster and supercluster in the SDSS" Jaan Einasto
1990-2000年、Las Campanas Redshift surveyでのレッドシフトの観測があったが、SDSSでは1995-2005年の観測で、非常に多くの観測が行われ、大規模構造に関しての情報が得られている。Superclusterと呼ばれる構造に対応してSupervoidもある。SDSSとLCRSでほぼ同じ所観測した結果はよく一致している。大規模構造での見たときの密度の高いところと低いところで、銀河が銀河団の様子が異なることが示されていた。
[2] "Jets from BH" Flex Mirabel
現在、約40個のBH(候補を含む)が見つかっていて、BHからのJetの話で、マイクロクエーサーという中心に太陽質量程度の質量のBHを持つ天体を考えていた。普通のクエーサー、マイクロクエーサー、GRBをアナロジーで議論した。マイクロクエーサーによって、いろんな天体現象が説明できる可能性があることを示した。
[3] "Massive BH at the Center of the Glaxy"
Chandra衛星の観測によるきれいな絵がたくさんあったが、何が議論されているのかよくわからなかった。GWの関係の話は無かったと思う。最後のVLBIでBHのイメージングの話をしていた。sub-mm波のVLBIやる予定である。
残りはスキップ。
7月25日午後: パラレル (干渉計) [1] "The First Science Run and Beyond" Philip Charlton
LIGOの観測の話。S1とS2で感度が10倍変わった。稼働率はあまり高くない。S2ではH4kmの稼働率が74%になった。(S1のペーパーには)30機関、300人が関係している
(著者として載る)
。インスパイラルの解析は、S1では
(Binary rangeが)
L1が176kpc、H1が46kpc(SN=15.9)。170events/year/MWEG
(=Our galaxy+SMC+LMC)
。S2では
(LIGO Livingston 4kのBinary rangeが)
アンドロメダに届いた。Burstは1.6events/day h~3x10^(-17). Pulsarは受かるレベルでない。ストカスティックはΩ<23±4.6
[2] "Operation of TAMA300" Koji Arai
Talkはここに置いてある。Plenaryよりすこしdetailな話。感度はAmaldi意向の最新のものを使用。NS inspiralの解析結果:DT8はDT6より3倍よくなった。29events/yr。(NS inspiralの解析結果は1~3Msolarを対象にしたもの。)
E4のduty比は75%程度で、これはE3まで(>>90%)とくらべると極端に悪い。理由はMCと干渉計の間に光アイソレータがないためで、干渉計からの戻り光がMC内の散乱によって逆周りの光に混じり、MCのロック(もしくはMC出射光の安定度)を妨げるようである。解決法としてはA)
光アイソレータの導入 B) MCのミラーをより散乱の少ないものに交換する だが、現在のところB)を採用するようだ。おそらく十分に大きなファラデー素子を作ることができないということではなかろうか。Solution
B)で十分かどうかは疑問が残る。
[5] "Torsion pendlum test of a prototype capasitive sensor for LISA"
C.H. Hoyle
飛び込みの講演。ドラッグフリーの基準になる質量の位置を決めるセンサーの性能をトーションバランスを使ってテストした。センサーは容量型でブリッジで読み出している。まだ、感度が不足でSMART-Iに使える程度だった。テストマスがチャージアップするのが問題(1e/s程度)。
Torsion test -> SMART-2 -> LISAで10倍ずつrequirementを厳しくしていくストラテジー。よって、angular
noiseがSMART-2レベルを実現したというのはオーバースペックなくらい。しかし、この測定はlengthに対応する自由度に不感であることや、宇宙空間での磁場の影響などを考えるとSMART2の意義はやはりあるのだ(SMART2がいらないという議論にはならない)、と弁明。
[6] "Thermal noise from optical coating" Gregory Harry
コーティングロスの問題で、次の干渉計ではこれが感度を決めてしまう。それで、いろいろ測定した。界面が多いのが原因かTi2O5が悪いのか。シリカ、アルミナ、酸化ニオブなどの組み合わせで測定した。また、新しい物質、halfnia,
zirconia, titania, alloy, 不純物(アルミ、チタンなど)、アニーリングの影響などを調べる。
First LIGOのコーティングのloss angleはφ=1.5x10^-4。Coatingのthermal noiseではメカニカルインピーダンスマッチング(コーティングのヤング率とsubstrateのヤング率のマッチング)が重要。Coatingのthermo
elastic 効果ではコーティングとsubstrateの熱伝導率のマッチングが重要?ということを言っていたと思うが、詳細を抑え損ねた。
[7] "Research and Development for Large-Scale Cryogenic Gravitational
Wave Telescope (LCGT)" Norikatsu Mio
最後の方で人がいなくなって寂しい。Ricciさんにサファイアの吸収はいくらかのつもりかと聞かれて、昔の試料の20ppm/cmという数字を答えた。
[8] "Quantum locking of mirrors in interferometric measurements"
Jean-Michel Couty => Antoine Heidmann
小さい光共振器と制御の帯域を選んで、SQLの範囲を広げる話。話たのは、TAMA WSで日本に来た人(Heidmann)だった。パワーと共振器のフィネス、制御の帯域をいろいろ選ぶとおもしろいらしいが、ほんとうでしょうか?
Reference: PRL 90, 083601 (2003), Europhys Lett. 63, 226 (2003)。うまくパラメタをえらぶとRadiation
pressure noiseがほとんどメインの共振器のショット雑音レベルまで抑圧される。座長のRicciさんがphilosophycal
questionとして、量子力学的に何が起こっているのか?(そんなことして変なことはおきないのか)という質問をしていた。
[9] "Charging on the LISA test mass" P J Wass
LISAのテストマスが帯電するといろいろ問題が起きる。そのシミュレーションの結果と電荷測定の結果を示した。あと、帯電した電荷は紫外線を照射して除去するシステムが考えられている。これも飛び込みの講演。
[10] "Gravity Gradient in LIGO" David Garrison
Univ. of Houston Clear Lake (USA)の人。昨日、キャンセルになった講演で、地面振動が重力勾配の変化を与えるので、それを加速度計を複数使って、振動の状態から重力勾配の変動を推測して取り除こうとい話。文章しかないOHPで、理論もよくわからなかった。
以上。夜8時から、バンケット。
7月26日午前: プレナリー (最終日プレナリーのみ) [1] "Beyond Einstein from Big bang to BH" Nicholas White
宇宙膨張、BH、ダークエネルギー(宇宙項)に対する知見は急速に深まっている。NASAのプロジェクトとしてLISAとConsentllation-Xのプロジェクト、さらにその先のinflation
probeやdark energy probe、BH finderが検討されている。LISAの関係では、2006年にSMART-IIが上がる。本体は2010年の予定。LISAの予算に関しては、NASAでは、議会の承認を待っている状態で、ESAはほとんどOKの状態であると、コーヒーブレークの時にWhilte氏に直接聞いた。
[2] "VLT to OWL" Spyrpmilio Jason
Paranal天文台の話で、8.2m鏡の望遠鏡4台、干渉計用1.8m望遠鏡4台などが集まる、ESOの天体観測施設。それぞれの望遠鏡に名前がついていた。系外の天体に関して干渉計の測定結果もあった。OWLは直径100mの望遠鏡計画で、15年間で940Mユーロの研究費がいる。動画を多用していた。
[3] "Ultra high-energy cosmic rays" Escobar Carlos
前の講演とうって変わってOHPを使ったシンプルな話で、最終的にはAUGERの話だった。