TAMA300 Recombine2 Information

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1999/9

1999/9/1 Data Taking 2 (DT2)までの方針

• Alignment filterの調整done!
• High power detectorのinstalldone!
• BS drift controlの調整done!
• 強度安定化。(様子を見て決める)done!

による感度と安定度の向上をとりあえずの目標に置く。

1999/9/3干渉計実験

• この日の最長ロック -3h 52m 41s
• High Power Photo Detectorを使っての干渉計動作に成功
  HPPDのプリアンプをバイパスすることで、5Vpp程度まで出せるようになった。
  これで、ロック時にも飽和しなくなったのでロックできた。
  変位感度の測定 -> 解析中
• BS drift controlの効果を確認
  Pitch, YawともにNS endのQPDにセンタリングするようにBSの向きを制御。
  -> Drift制御を切ると明らかにコントラストが低下する

1999/9/7干渉計実験

• High Power Photo Detector使用&強度安定化
  干渉計感度の向上: 2x10^-17 m/√Hz
  

1999/9/10 Detector meeting (10:00~12:00)

• 干渉計の感度が更新された。これはPhotodetectorをハイパワー用に交換したこと及び、強度安定化の効果による。（安東）
  
• ビームスプリッターの角度制御システムがちゃんと働いた。低周波でもう少しゲインをあげて完成。（新井）
  
• 強度安定化を再実現した。ビームスプリッターとインプットミラー間のピックオフ光を使い、真空中のフォトディテクターを用いて行われた。高周波では安定化されているが、低周波ではもう一方のピックオフ光を見るとあまり安定化されていない。原因調査中。（長野）
  
• スタック温調実験を今日の夜やる。L-のフィードバック信号を片方のエンドのスタック温調システムに返す。これが動くとBSがインプットミラーに引きずられる効果が無くなるはず。（高橋）
  
• ビームセンタリングに関するテーブルトップ・マイケルソンを使った実験が進行中である。片方のミラーの角度を揺らすことによって現れた干渉計の出力を、そのミラーを横に動かすことによって小さくできることを確認した。（宗宮）
  
• 干渉計出力に存在するあるノイズの原因と思われるノイズ源をモニターし、それを用いて干渉計の出力からそのノイズを取り去る実験を推進中。（森脇）
  
• Data Taking2はシフト表にしたがって17日から3日間行う。取得するデータは基本的にData Taking1と同じ。干渉計の方はData Takin1と比べて、「強度安定化」、「BS角度制御」、「スタック温調（うまくいけば）」の各システムが新たに加わる。
  
• 40mとのCoincidence Runに関して、向こうの現場の人間に「TAMAでは17日より3日間観測する」旨伝え、再三確認を要求しているがResponseがない。（川村）
  
• 来週のDetector Meetingは物理学会のため休み。次回は10月8日（金）10時より。場所は三尾さんの都合で決める。
  

1999/9/10干渉計実験

• 目的: 感度測定・スタック温調・BS Drift Controlの改良
• 干渉計感度の向上: 8x10^-18 m/√Hz
  
• スタック温調をかけるとL-のフィードバックのドリフトがとまることが確認された。
• BS Drift Controlは徐々にゲインを上げるようにすれば問題なくかかる。また、制御後に10倍のゲインアップを行えるようにした。
• 干渉計そのものは不安定で1時間に一回程度ロックが外れた。原因は調査中。

1999/9/13地震があった

1999/9/16 Project meeting (13:30~)

1999/9/16 Data Taking 2 Preparation (DT2prep)
1999/9/17~19 Data Taking 2 (DT2)本番

• 9/16 (Thu) 夕方
  シフト参加者に対する簡単な説明会
  各種調整、設定
• 9/17 (Fri), 18 (Sat), 19 (Sun)
  シフト対象者以外の参加も歓迎します。
  毎朝の終了時間は干渉計のロックが落ちないときは延長される場合があります。
  
  干渉計担当シフト表
  

  		17 (Fri)	18 (Sat)	19 (Sun)
  18:00 -	レーザー起動	長野	長野	長野
  19:00 -	干渉計調整	安東, 長野, 川村	安東, 新井, Gerhard	安東, 長野, 高橋
  20:00 -	シフト1	長野, 川村	新井, Gerhard	長野, 高橋
  01:00 -	シフト2	安東, 宗宮	安東, 森脇	新井, 沼田
  06:00 -	シャットダウン

  
  夜中にロックが落ちたら一回アラインメントなどを調整
  ロックしているときはボーっとしている or 論文でも読む/書く
  ロックが落ちたら必要なスイッチを切り、またロックをかけなおす
  
  Data Taking担当シフト表
  

  		17 (Fri)	18 (Sat)	19 (Sun)
  20:00 -	集合
  21:00 -	干渉計調整	辰巳, 三代木	辰巳, 神田, 矢倉, 渡辺	辰巳, 寺田
  22:00 -	シフト	三代木	神田, 矢倉, 渡辺	寺田
  06:00 -	シャットダウン	辰巳, 三代木	辰巳, 神田, 矢倉, 渡辺	辰巳, 寺田

  
  立ち上げ、終了時には辰巳が毎日立ち会うので、
  シフトメンバーは
  1. 1時間に1度所定のチェックを行う。
  2. 問題が発生したらコスモス会館にいる辰巳を呼び出す。
  尚、チェックの詳細は当日説明する。

1999/9/20 Data Taking 2 (DT2)報告

• 干渉計部報告
  • 干渉計の調整終了時からシャットダウンまでの干渉計動作時間は3日間で、
    合計約31時間あり、稼働率は約94%であった。
    
  • 最長ロック時間は、2日目夜中0:47から朝8:30までの7時間43分
    (Data taking 1の記録を更新)
    
  • 感度：約1x10^-17 m/sqrt(Hz)
    
  • 非定常な雑音が頻繁に入ることがあり、その時は1桁以上、感度が悪化していた
    そのような時間帯は、全体の1/3程度はあった印象
    
  • BS drift controlとstack温調の効果により、arm cavity透過率やコントラストのドリフトはData taking 1の時より安定だった
    
  • ロックした期間の概要
    • Sep. 17 Night to Sep. 18 Morning
      20:43-21:30 21:39-22:42 22:50-1:45 2:24-2:35 2:39-2:53 2:55-7:00
    • Sep. 18 Night to Sep. 19 Morning
      19:38-19:52 19:53-20:20 20:22-21:27 21:33-23:24 23:40-0:42 0:47-8:30
    • Sep. 19 Night to Sep. 20 Morning
      19:28-19:50 20:23-23:32 23:37-2:36 2:45-6:47

1999/9/22~24日本物理学会秋の年会@島根大学

1999/9/27 TAMA WSまでの予定

• 雑音関係
  • High Power PDの特性
  • レングスフィルタの改良
  • Beam Spot Centering (manually)
  • 強度安定化〜BSタンクをあけて空気中でテスト
• 安定性
  • BS制御用QPDのオフセット除去
• Characterization
  • Mirror Q
  • Cavity Reflectivity, Transmissivity
  • Finesse
  • Mirror, BS Actuator Efficiencies